『法華経』に学ぶ
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身延山布教部の依頼で「法華経に学ぶ」と題して『みのぶ』誌に平成二十八年十月号より、令和元年十二月号まで三十九回にわたり執筆させて戴きました。この冊子はそれを一冊にまとめたものです。身延山布教部からは「なるだけ平易な解説で」という依頼でしたが、いざ執筆をはじめると、教学用語(専門用語)は知っていても、その意味を分かりやすく平易に説明することの難しさを改めて知り、智慧の無い頭を絞り大層苦労致しました。原稿は、進んでは戻り戻っては進みの連続で、さらには重複しての解説等があり、自然と字数も増え「下手の長談義」のようになってしまいました。お恥ずかしい限りですが、研究や執筆活動を専らにしていない浅学非才の身ですからご寛恕下さいませ。 三十六回すなわち三年を経てようやく化城喩品の解説に入った矢先「令和二年はじめに  

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