三大秘宝について「本尊 戒壇 題目」
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さぁ先ほど言いましたように、この「父少而子老」の疑問にお答えなられるのが、次の『如来寿量品』です。冒頭に「三請三誡重請重誡」の儀式があり「如来秘密 永遠の教化が顕わされます。『方便品』は「三止三請重請許説」の儀式の後、法門が説かれますね。天台大師はこの二つの儀式を「奇特の大事」と仰いました。このような儀式の後に、法門が展開されるのは『法華経』の中でも、『方便品』と『寿量品』の二品だけです。ですから、大事の法門が説かれるから、殊の外注意して拝読せよ、ということですね。仏は「父少而子老」の解答をするにあたって、「汝等当信解」と「信解」を要求なさいますが、仏弟子は「信解」とお答えにならないで「我等当信受」「信受したてまつるべし」とお答えにな神通之力」と釈尊の久遠実成・ 20如来秘密   報身…智慧…無始無終     三身常住…仏の体神通之力   現在益物…印度応現       三世益物…仏の用法身…真理…無始無終応身…慈悲…無始無終過去益物…無始久遠未来益物…遣使還告正法…迦葉・龍樹等像法…天台・伝教等末法…本化・日蓮聖人

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