三大秘宝について「本尊 戒壇 題目」
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ります。「信解」が「信受」に変わる。この「信受」という仏弟子のお言葉も『寿量品』を理解するうえで、重要なポイントですね。如来秘密とは「三身常住」法身・報身・応身の  万有引力が法身、真理ですね。発見が報身、智慧三身が無始無終であり、三世に亘り常住であるということ。法身とは真理。報身とは智慧。応身とは慈悲をいいます。「法身の非寿は諸経の常談」といって、法身の無始無終は、どの経典でも明かします。真理というものは、初めから存在し、終わることがないわけですから、無始無終なんですよ。当たり前のことですよね。ところが、報身は「有始無終」、応身は「有始有終」です。法報応の三身をニュートンが発見した万有引力に例えて言えば、です。発見したニュートンが応身、慈悲になるでしょう。ここで手を放せば、コップは落ちます。万有引力があるからですね。この万有引力を発見したのは、ニュートンですね。万有引力、つまり真理ですが、これはニュートンが発見しようが、発見しなかろうが、この世に存在し続けてますよね。無始無終です。そして、ニュートンが万有引力をある日発見した。万有引力を知った、発見した始めがあるんです。万有引力を智慧として知った始めがあるんです。つまり有始です。そして万有引力を知ったという智慧は無終ですね。で、ニュートンは、おぎゃぁと生まれた始めがあり、そして年をとり、やがて寿命が尽きますね。これ応身、有始有終です。法報応の三身が無始無終であると明かすのは、21

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