三大秘宝について「本尊 戒壇 題目」
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ところで、日蓮大聖人は「本仏」という言葉を仏 れます時は、迹仏を指しておられるようです。「釈御使いになられません。私達は便宜上と言いましょうか、常日頃「本仏」という言葉を用いますが、御妙判を拝読しておりますと「教主釈尊」あるいは「釈尊」「寿量品の仏」という表現が見えます。一方「釈迦」「釈迦仏」という表現も見られます。厳密ではありませんが、おおよそこの表現が見ら尊」「寿量品の仏」「本門の教主」等と表現される時は、久遠の本仏を指しておられます。ですから『本尊抄』の「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す」の「釈尊」を解説するときには、本仏の解説でなければなりません。ところが、これを解説するときに「釈尊」を本仏と解説しながら「因行果徳の二法」を解説する段で「楽行六年、本迹異なりと云へども不思議は一也根本仏統一空間年紀大小  皆謂今釈迦牟尼仏 出釈氏宮  去伽耶城不遠 坐於道場  得阿耨多羅三藐三菩提月天仏本本覚仏常住時間  然善男子 我実成仏已来  無量無辺 百千萬億那由他劫月池仏迹始覚仏分身仏三世十方名字不同24

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