三大秘宝について「本尊 戒壇 題目」
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「本門の題目」さぁ本当に時間がございませんから、駆け足で最後の「本門の題目」のお話を致します。日蓮大聖人が、法華経から題目をどのようにし   教要行何か編み出したように聞こえますけれども、そうて導き出されたか。こう申しますと日蓮大聖人がではなくて、『神力品』に於て付嘱せられたのがお題目、南無妙法蓮華経ですね。正確に言えば、妙法蓮華経を付嘱されました。妙法蓮華経を付嘱されて、私達がこれを受持する時には、南無妙法蓮華経になります。釈尊の手の中にある時は妙法蓮華経という教法。教えなんです。これを上行菩薩に付嘱する。四句の要法に結んで付嘱を致します。そして、上行菩薩が、つまり日蓮大聖人ですが、妙法蓮華経の五字を私たちに下種するわけですね。我々はそれを南無妙法蓮華経という行法として、それを成就する訳です。南無妙法蓮華経になると私たちの救になる。「本仏所証の教法、上行付嘱の要法、凡夫受持の行法」と覚えて頂きたいと思います。さて、お題目がどのように登場してくるのかと言いますと『開目抄』そして『本尊抄』を紐解く本仏所証の法上行付嘱の法凡夫受持の法字五法妙51

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