三大秘宝について「本尊 戒壇 題目」
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必要があります。ここで説かれる教相判釈が、ご承知の通り『開目抄』の五重相対、『本尊抄』の四種三段、或いは五重三段ともいいますが、この二つの法門からお題目が導き出されてきます。まずは『開目抄』の五重相対からお話致します。「内外相対」内道と外道つまり、仏法と仏法以外。「大小相対」大乗と小乗。「権実相対」権教(経)と実教(経)。「本迹相対」本門と迹門。そして「教観相対」教相と観心の五つの相対判釈ですね。本当に申し訳無く思いますが、時間がございませんので、一々の相対についてはお話しできませんが、第五相対の「教観相対」について少し説明を致します。「教観相対」教相と観心でありますが、何か解ったような、解らないようなイメージがありませんか。第四相対までは、内外、大小、権実、本迹と違いがはっきり解りそうですけれども、教相と観心って一体何だとお考えでしょうか。この教相と観心を別な言い方で表現すれば「寿量  52開目抄五重相対取勝捨劣勝 最文底の一念三千真の一念三千本因本果の法門字五法妙本尊抄五重三段序正分別心 中内証の寿量品一念三千の仏種釈尊の因行果徳

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