三大秘宝について「本尊 戒壇 題目」
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持読誦し随喜護持等するは広也。方便品・寿量品等を受持し乃至護持するは略也。但一四句偈乃至題目計をとなうる者を護持するは要也。広・略・要の中には題目は要の内なり。」とあります。広の法華経は、一部八巻二十八品。略の法華経は、方便品と寿量品。そして要の法華経は、お題目だということですね。で、日蓮大聖人のお立場は当然、要の法華経、お題目ですね。『法華取要抄』に「日蓮は広略を捨てて肝要を好む。いわゆる上行菩薩所伝の妙法蓮華経の五字なり。」とあるのがそれです。ご承知の通り、このお題目は『寿量品』の「良医治子喩」では良薬に喩えられます。そしてそれは、滅後の衆生治癒の良薬です。先ほど、五重相対、四種三段でお話致しましたが、在世の衆生の良薬は、一品二半です。ですから、滅後末法の衆 法華経広略要薬 良寿量品二十八品方便品・寿量品題 目妙法五字法 要神力品60

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