三大秘宝について「本尊 戒壇 題目」
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た人も、自分も勉強しようかな。そんな気になれるんです。」と。有難い言葉で評してくれました。先ほども申し上げました通り、学術的な話はできませんが、この言葉に勇気を得まして、お話させて戴きます。また、恐れながら、このお話は、私の領解している三大秘法を皆様に披露させていただく、そのようにご理解戴きたいと思います。ですから、私の領解に間違いがあれば、ご指摘戴きたいと存じます。さて、与えられました時間は九十分でございますので、詳細にお話しすることも出来ず、端的にお話し致します事をお許し下さい。お聞き戴く側は「九十分って長いなぁ」或いは「九十分あれば充分だろう」と、お思いになることと思いますが、話す側にとりましたら、とても短く感じるものでございます。早口でしゃべれば、せわしないですし、余り端折って話すと、ちんぷんかんぷんになってしまいます。かと言って、詳細に話せば、当然の事ながら、時間切れになってしまいます。布教専修師会といって、布教研修所を修了した   5いことに彼は、布教研修所にいました時も、身延方の集まりがありますが、そこを舞台に「本門の題目」についてお話をしたことがあります。もう、五、六年前のことでしょうか。これもまた、藤先上人から依頼を受けてお話を致しました。有り難山大学、身延山高校で話をする舞台を作ってくれました。更には、身延山僧道実習生や、山内支院寺庭婦人、門前町の有志の会、恵風会と言いましたかな、そこでも話す舞台を作ってくれました。

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