立正大学長 北村 行伸新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。課外活動は、学生が授業の枠を超えて成長し、自己を磨く貴重な機会です。仲間たちと切磋琢磨しながら課外活動で培ったスキルや経験、そしてそこで育んだ絆は生涯の宝物として人生を豊かにしてくれます。あくまで学生の本分は学業ですが、学業からだけでは得られない達成感や充足感をもたらしてくれるはずです。立正大学では、課外活動と学業の両立を支えるための環境整備にも力を入れており、特に強化クラブは、学業と練習のバランスを取れるよう柔軟な時間割でスケジュール調整を行い、十分な練習時間を確保できるようにし、熊谷キャンパスの広いグラウンド、専用施設や寮生活など、競技に集中できる環境を整備しています。そして強化クラブは実績を続々とあげています。硬式野球部OBの西口文也氏が、今年埼玉西武ライオンズの監督に就任しましたし、今年の卒業生は有力社会人チームへ進む人もいます。サッカー部では2024年は実に7名ものJリーガーを輩出していますし、ラグビー部も「ラグビータウン」熊谷市を拠点に、プロチームとの交流やサポート体制のもと活動しています。体育会系以外のクラブについては、学部によって品川と熊谷にキャンパスが分かれている関係でどちらかにしか拠点がないとか、物理的に距離があるので交流が難しいなどの問題もありますが、将来的に学生の往来の機会をもっと増やすよう工夫して、さらに活発に活動していけるような環境を作りたいと思っています。課外活動はその後の人生にも影響を与えます。立正大学では、スポーツや文化活動を通じて得られる経験が、社会人としての強みとなることを目指しています。普段出会うことのない、課外活動の大先輩と出会って刺激をうけることも度々あります。活動を通じて得られる忍耐力や協調性、目標達成への努力は価値あるスキルとして学生の人生を支えるでしょうし、長い人生を楽しむ糧にもなります。私自身も小学生の頃から始めたサッカーを応援の気持ちで今もずっと追い続けています。海外にいた時も地元チームの試合に毎週行ったり、一緒に仕事をするいろいろな国の方とサッカーを楽しんだり、好きなことが共通の話題、また言語としても役に立った経験は一生の宝物だと思っています。立正大学は今後も皆さんが課外活動を通じて人生を豊かにする力を身につけられるよう、環境整備と支援に全力を注いでいきます。ぜひ、自分の「生涯の友」を見つけてみてください。学長からのメッセージ生涯の友やライフワークに出会うチャンス
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