survey_2022
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Ⅳ.アンケート集計結果と分析 データサイエンス学部2022(令和4)年度 授業アンケート106【結果の概要・分析】 授業への出席率(Q2)は1期よりも2期に低下しているが、授業内容を理解するための積極的な取り組み(Q3)については1期よりも2期に積極的に取り組んだ学生の割合が高くなっている。その一方で授業外学修時間(Q4)に関しては2期に減少する傾向にある。授業に対する先生の熱意や意欲(Q6)については、1期よりも2期に「大いに感じられた」、「少し感じられた」との回答が増加している。1年次2期には少人数の必修授業が増えるため、このような結果となったと考えられる。 授業の内容を理解できたか(Q10)についても1期よりも2期に「大変よく理解できた」、「少し理解できた」との回答が増加している。学生自身の取り組みに加え、教員によるわかりやすい授業展開が相まって理解度の向上が図られたと考えられる。新たな知識や考え方が得られたか(Q11)、総合的な授業の満足度(Q12)についてみると、いずれも「大いに得られた」や「大いに満足した」、「少し得られた」や「やや満足した」との回答の割合が1期よりも2期に高くなっており、これは昨年度とは異なる傾向である。データサイエンス学部のカリキュラムは順次性を重視し、必修科目と選択科目を体系的に配置しているため、学生の授業の理解度の向上につながっていると考えられる。 P36~37の授業の履修理由についての回答を確認すると、「この授業に興味関心があったから」、「自分の専門分野に関係が深い分野だから」との回答が他学部よりも多い傾向にあり、学生がデータサイエンスの専門分野への高い関心を示していることが背景にあると考えられる。【授業改善への活用方法】 今年度のアンケート結果をみると「総合的な授業の満足度」や「新たな知識や考え方」について満足している学生の割合が大学全体よりも低い傾向が昨年度より続いている。データサイエンス学部のカリキュラムでは、初年次に基礎的な内容の必修科目が多くあり、2年次においてもその割合は他学部よりも高い。次年度以降の結果を考慮し、カリキュラムや授業計画などの見直しに役立てたい。アンケート結果をデータサイエンス学部の授業改善へとつなげるためには、回答率の改善が重要になる。2023年度においても授業時に積極的にアンケート回答について周知し、アンケートの回答結果を授業改善に活用するため回答率の向上に取り組みたい。データサイエンス学部

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