survey_2022
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Ⅳ.アンケート集計結果と分析2022(令和4)年度 授業アンケート12【結果の概要・分析】 立正大学「授業改善アンケート」は、開講授業の実態を把握し、その改善を目的として実施されている。令和4年度は、従前どおり「学生」、「授業内容・方法」、「理解・満足」の3群12項目と、「自由記述」について回答を求めた。ここでは前者について分析する。 アンケートはWeb方式で実施され、全学の回答率(表1)は1期57.0%、2期50.6%となり、昨年と比べて1期で1.1ポイント減少、2期で1.5ポイント増加となり、ほぼ昨年度並みあった。学年が上がるほど低下する傾向がある。学部・学科別にみると1期は42.7~71.8%、2期は32.3~65.7%の範囲で分布しており、学部・学科間のバラツキが大きい状態が続いている。1期・2期ともに回答率は満足できる水準にはなく、アンケート調査の実施方法や実施時期などに引き続き改善の努力が必要と考えられる。とくに回収率の低い学部・学科に対しては回答率向上の努力を期待する。 「学生」:(Q1)授業履修の理由(表5)は「この授業に興味関心があったから」が最も多く、必修では「自分の専門分野に関係が深い分野だから」が続く(約30%)。しかし、必修以外では1期・2期とも「時間割の都合から」という回答が20%以上あり、「自分の専門分野に関係が深い分野だから」の約14%より高くなっていた。複数選択ができる質問でそれだけが理由ではないケースも含まれていると思われるが、多くの学生が授業内容に関わらない理由から科目を選択していることがうかがえる。必修科目以外の重要科目について、履修学生を増やすためには授業時間割編成にも配慮する必要があるだろう。 (Q2)出席率(表4-1)について、「90%以上」と答えた学生は1期・2期ともに7割を超え、「70~89%」を含めると両期とも95%以上になるが、昨年度と比べるとやや低下している。 (Q3)の授業への取り組み(表4-2)では、「積極的に取り組んだ」が1期49%、2期51%で、これに「ある程度取り組んだ」を加えると90%となる。この数値はコロナ禍でオンライン授業が実施された一昨年度に大きく上昇し、今年度も高水準を維持している。ただし、履修登録者数別・前年比平均値増減(表10)を見ると、履修者数が100名以上の大クラス授業で顕著な平均値の低下が見られる。大クラス授業については、オンライン授業の方が対面授業より授業への取り組み姿勢に良い影響を与えていたことが示唆される。 (Q4)の授業外学修(表4-3)は、「全くしていない」が1期で23%、2期で25%あり、1時間未満の学生は1期80%、2期82%にもなり、昨年度から7~8ポイント増加した。この数値は一昨年度に大きく減少したものの元に戻りつつあると見ることができる。具体的には、2019年度から2021年度にかけての「全くしていない」比は約39%、15%、17%、1時間未満の学生比も約87%、71%、73%と変動した。ここにもオンライン授業の望ましい影響があったことが示唆される。当然のことであるが、半期2単位の講義科目では60時間の授業外学修をすべきことがシラバスにも明示されており、この数値では十分な学修時間が確保されているとは言い難い。 「授業内容・方法」:(Q5)の授業とシラバスとの関係(表4-4)では、1期・2期とも授業内容がシラバスに「沿っていた」が1期62%、2期65%で、「おおむね沿っていた」を合わせると両期とも約9割となり、昨年度同様に高い水準にある。シラバスを「読んでいない」学生が両期とも4%程度いるので、こうした学生への周知徹底が求められる。 (Q6)の授業に対する先生の熱意や意欲(表4-5)では、「大いに感じられた」が1期67%、2期大学全体

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