survey_2022
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2022(令和4)年度 授業アンケート84Ⅳ.アンケート集計結果と分析 法学部【結果の概要・分析】1.授業の総合的満足度(Q12)について 法学部の授業に対する総合満足度の平均値は、「教員」所属学科別・回答平均値(表7)より、全体で1期4.16(前年比-0.20,全学比-0.13)、2期4.19(前年比-0.11,全学比-0.17)だった。1期も2期も前年比で数値が悪化し、全学比でも相対的に低位となった。また、回答平均値の学年別比較(表11)、学年別に見ると、1年は1期4.15(前年比-0.25,全学比-0.09)、2期4.22(前年比-0.09,全学比-0.12)、2年が1期4.23(前年比-0.09,全学比-0.08)、2期4.26(前年比-0.14,全学比-0.09)、3年が1期4.21(前年比-0.21,全学比-0.14,)、2期4.37(前年比-0.14,全学比-0.03)、4年1期4.36(前年比+0.02,全学比+0.02)、2期4.34(前年比-0.10,全学比-0.04)であった。 「教員」所属学科別・回答平均値(表7)の満足度は、2020年度から2021年度にかけて改善傾向にあったが、今年度は低下しており、全学比でもマイナスになっている。また、回答平均値の学年別比較(表11)では、4年1期で改善がみられ、全学比でもプラスとなったが、それ以外では数値の低下がみられた。法学分野の場合、内容的に高校との直接の接続が困難なため、繰り返し復習可能なオンライン授業は、コロナ下においても満足度に一定程度寄与していた。授業がおおよそ対面形式に復帰したことで、学生に戸惑いが見られた可能性が考えられる。2.授業の内容を理解できましたか(Q10)について 法学部全体では「教員」所属学科別・回答平均値(表7)より、1期が4.06(前年比-0.23,全学比-0.14)、2期が4.10(前年比-0.14,全学比-0.17)であり、全体的に理解度の低下がみられる。回答平均値の学年別比較(表11)を見ても、1期2期ともに全学年で数値が下回り、全学比でも4年1期4.28(前年比-0.05,全学比+0.04)以外はすべて全学の平均値を下回っている。理解度に関しては、一昨年度から昨年度にかけてはほぼ数値が横ばいだったことに比べると低下幅が大きくなっており、オンライン授業のプラスの効果は見られなかったとしても、対面授業のマイナスの効果が現れるという結果となった。難易度の高い法学分野の学修において、オンラインと対面のミックスをどのように構成していくかが、課題となる数値である。【授業改善への活用方法】 アンケート結果については、学部FD研修会で情報を共有する。オンライン授業から対面授業への移行にあわせて満足度・理解度ともに低下したことをどのように考えるべきか、学部内で問題意識を共有するとともに、解決策を検討していく。 特に、理解度・満足度の低下が相対的に目立つ1年1期、3年1期については、配置科目の担当教員に十分な情報提供を実施する。法学部

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